他小説家の自作夢小説

悲雪の華(オリジナル)
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トンネルを抜けるとそこは雪国だった…
という有名な冒頭があるが、僕の場合はそうではなかった。
トンネルを抜ける前でも、ここは雪国であった。そして僕はその雪国を歩いていた。
…そもそも歩く予定などなかったはずなのだが。自分の運の悪さに笑いすら出てくるほどだ。
「なんで今日に限ってバスが動いてないんだよ…」
先程から自分の口からでる言葉はこの言葉と寒いだけである。
僕は高校2年生で、受験を来年に控えている。受験のしょっぱなのセンター試験までもう一年をきっている。だから僕は静かに勉強するために新潟にある僕の祖父の家に行き、勉強するはずだった…のだが一向に着く気配がない。
「はぁ…こんなことなら家に残って勉強したほうが良かったな…」 夕暮れが近い。夜の冷え込みは半端ではないので夜までには着いておきたいところだ。「うし…あとちょっとだな」


「着いた…」
時刻は7時を少し回ったところである。
「ここは…変わってな…あの大きい建物は何だ…?」
前に来た時はあんな大きな建物は無かったはずだ。
「じぃちゃんに聞いてみるか…」
そう思い、祖父の家を目指した。

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