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「ごめん！遅れちゃった…」
こなたが僕に謝ってくる。「大丈夫だよ。気にしないで。」
「…初デートに遅れたんだよ？怒ってない？」
上目遣いでもじもじ僕を見てくる。正直…たまらない。
「べ、別に気にしてなんか…」
「ん～？」
急にもじもじ顔がいたずらな笑みを浮かべる。
「もしかして、上目遣いにドキンと来ちゃったのかな？カナ？」
…からかってたのか。まぁそういうとこも引っくるめて好きなんだが。それならこっちからもからかってやるかな。これくらいの応酬はしてもバチは当たらんだろう。
「うん…とっても、可愛かったよ…」
「え…」
やはり予想外だったのか、きょとんとなったあと頬を赤らめている。やっぱり…たまらん。そろそろ種明かしといくかな。
「…なぁんてな♪」
「へ？」
「あはは、やっぱり引っ掛かった♪」
「ななな…計ったなぁ!?」「あれあれ、先に計ったのはどちら様だっけ？」
「うぅ…。」
ばつが悪そうにうつむく。さて、もうちょいいじるかな。遅れた罰も兼ねて♪
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