オリジナル

『桜』

曲・詩/大山陽平

散った桜の花びらが通りを埋め尽くしてる
街にまだ桜が咲いてた頃
僕の暮らしにはほとんど君がいた
本当に幸せだった

春という短い季節だったけど
ほんの少しの間だったけれど
君との時間は綺麗だった
あの頃咲いてた桜と同じで

振り返ればいつも後ろで
君は笑ってた

散った桜の木の枝が物欲しそうに空に伸びてる
今は春の匂いだけが街に残ってる
君を失った僕は口開けてただを空を見てる
君の匂いが残ったままの部屋に帰れず

君が最後に残した置き手紙
読んだら僕の頭から君の笑顔が離れなくなった
読み返しては空見上げて

振り返ればいつも後ろで
君は笑ってた

もう君は戻らない
何度振り返ったって
もう君はいない
分かってるのに日に日に未練が押し寄せる

振り返るといつも後ろで
君は笑ってた

…けどもうかっこ悪いから君を忘れるとしよう

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